一昔前 、モーニングルーティーンをyou tubeで公開するのが流行しました。
イケてるセレブの方々はフルーツや野菜をカットしミキサーにかけてスムージーとかにしていたように記憶しています。
ルーティーンといえば、ラグビーの五郎丸歩選手がプレスキックの前に行うポーズも有名になりました。
アスリートが平常心を保って自分のベストの力を出せるように本番前に行う「儀式」みたいなものが「ルーティーン」です。
手術を執刀する医師は手術という「本番」に平常心で臨み、しっかりと自分のベストの力を出すことに全神経を集中させる必要があると私は考えています。
その意味ではアスリートに似ているので、仕事がある日は起床後「ルーティーン」をこなして手術に臨んでいます。
出勤する2時間半前に起床し、まずは1時間の勉強をします。
その後は体の柔軟性を高めるためにヨガを15分行います。
そして筋トレを10分、その後は指のストレッチのためにギターを10分弾きます。
そしてシャワーを浴びた後にソバを食べ、出勤です。
これは手術を生業にし始めた約4年前から始めました。
はじめは指のストレッチのために電子ピアノを弾いていたのですが、どうも自分に合わず(笑)、中学生から6年間趣味にしていたギターを再度購入して弾いています。
また、ヨガはもともと肩こりがひどかったので始めたのですが、これも体の柔軟性が高まることを実感し毎日やっているうちにルーティーン化しました。
そして、勉強。
医学は毎日進歩しています。
自分から進んで勉強しないと、独りよがりの遅れた手術になります。
そのため最先端の手術手技を勉強し、自分の手術が毎日1ミリでも進歩するように努力しています。
それくらいのことをしないと手術を執刀する資格はない、そう考えています。
埼玉県 Pelle Salone