重瞼(二重)術 埋没法と切開法 どちらが良いか?

目もとの美容

いわゆる「美容外科」「美容クリニック」で一番多い手術は「重瞼(二重)術」です。

その中でも埋没法が圧倒的に選ばれています。

これはなぜなのでしょうか?埋没法が優れた術式だからでしょうか?

また、

まわりにバレない、腫れない「~式二重(重瞼)術 ♡」

のような宣伝が非常に多いと思います。

これは正しいのでしょうか?

残念ながら完全に違います

そして、

埋没法でも腫れます」し、

「切開法より腫れることもあります」

なのに、なぜ埋没法が流行しているのでしょうか?

それは「切開法より埋没法の方が手術が簡単」という

医師側の事情が大きいように思います。

今回は、重瞼術についてお話しさせていただきます。

 

1, まぶたの解剖

こちら を参照してください。

2. 二重まぶたと一重まぶたの違い

二重まぶたと一重まぶたの違いからお話しします。

まず、二重まぶたですが、まぶたを上げる筋肉である挙筋腱膜が皮膚につながっており、そこが瞼を開けた時に折れ曲がって二重が作られます。

まぶたを開けた時に皮膚引っ張られるため、つられてまつ毛を向きます。

反対に一重まぶたですが、挙筋腱膜は皮膚とくっついていないため皮膚が引っ張られません。

その為、まぶたを開けた時にまつ毛を向きます。

まつ毛が下を向いていることを「睫毛下垂」といい、視界を妨げる原因になります。

見た目もそうですが「機能的にも二重が一重よりも優れている」とされるのは、こういった特徴があるためです。

3. 重瞼(二重)術 埋没法 とは?

2. 二重と一重の違い で書いた通り、まぶたをあげる筋肉のうちの一つである挙筋腱膜が皮膚とつながっているのが二重、つながっていないのが一重です。

つまり、二重にするには挙筋腱膜皮膚つなげる必要があります。

埋没法は、何本かのをまぶたに埋め込むことで挙筋腱膜と皮膚を近づけ、二重を作成します。

糸の本数を多く入れれば入れるほど固定力が強まり、長持ちする二重ができます。

しかし、糸を多く入れるほど術後の腫れ強くなるため、片側に2本の糸を入れる「3点留め」が主流です。

 

4. 埋没法の種類と特徴

以前書いた「重瞼(二重)術 埋没法 瞼板法と挙筋法の違いとは?」を参照してください。

5. 重瞼(二重)術 切開法とは?

皆さんにお勧めすると、「腫れるから…」とくもり顔で敬遠されるのが「切開法」です。

切開法は、作成する予定の重瞼線で皮膚1〜2cm切開して縫合し、重瞼(二重)を作成する術式です。

皮膚はもちろん最後に縫合します。

6. 切開法の種類と特徴

切開法ですが、皮下組織縫合して重瞼固定する場所で術式が分かれます。

大きく分けると3つです。

① 瞼板

② 挙筋腱膜

③ 眼窩隔膜

これをまとめると、以下のようになります。

どれが優れているということはなく一長一短ですから、術者と相談した方が良いと思います。

7. 埋没法と切開法、どちらが優れているのか?

まず結論から申し上げます。

埋没法腫れますし二重取れる可能性があります。

反対に、切開法はしっかりとした技術があれば埋没法同程度腫れに抑えられますし、二重取れる可能性ほとんどありません

以上から、よほどのことがない限り私は「切開法」をお勧めして施術しています。

広告には、埋没法のメリットを

① 腫れづらいからまわりにバレづらい

② メイクもすぐできる

と記載されていることが多いと思います。

しかし、埋没法の原理は、

針と糸を使用して、まぶたの中に糸を埋め込む

針を通したこと、糸を残したことによってできた傷を

自分の体が治そうとする。

周り瘢痕ができる。

挙筋腱膜、もしくは瞼板(まぶたの縁にある軟骨)と皮下が瘢痕でくっつく

二重(重瞼)ができる。

というものです。

の力が二重維持しているのではありません

中に入れたは、どんなに丈夫な糸でも

いつか必ず緩みます

の力で二重維持していられるのは

せいぜい3カ月くらいではないでしょうか。

つまり、まぶたの中で創傷治癒反応(傷を治す体の反応)が

起きているために二重(重瞼)が維持されるので、

二重を作る(創傷治癒反応が起きている)過程で

まぶたは必ず浮腫(むくみ)をきたします。

また、埋没法は解剖を見ながら手術しているわけではありません。

例えるならば、目隠し手術をしているようなものです。

技術の良し悪しではなく、一定の確率で太い血管を傷つけてしまうこともあります(採血の時に青あざができることがあるのと一緒です)。

その際には道具で止血することはできないため、どうしても大きな青あざができます。

しかも二重を維持する力は切開法よりも弱いため、

埋没法の二重は取れやすいです。

対して、切開法は手術中に細かい血管が切れても道具で止血できるため、青あざを作ることは少ないです。

そして、作成した重瞼(二重)が取れることはありません

なぜならば、切開法切開した幅全て固定のポイントになるからです。

埋没法と比べ、固定力は何十倍か、何百倍かは分かりません。

以上より、どんな ~式二重(重瞼)術 であったとしても

埋没法

とりあえず二重にしてみたい」場合や

「上まぶたのたるみが気になるけど、切開手術を受ける踏ん切りはついていない」場合のみ検討してください。

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