下まぶたの解剖

目もとの美容

上まぶたと下まぶたはミラーイメージと言われます。

つまり、上下反転しているだけで作り自体は非常によくているのです。

今回は、下まぶたの解剖をお話ししますが、基本的な作りや働きは上まぶたと同じです。

そのため、ほとんどの項目が上まぶたのページにリンクしています。

1. 眼輪筋

上まぶたの解剖を参考にしてください。薄くバウムクーヘン状に分布している筋肉で、まぶたをじる時に収縮し(縮み)ます。

2. SOOF(sub orbicularis oculi fat)

眼輪筋と眼窩隔膜の間に存在する脂肪で、クッションのような役割を担っています。上まぶたのROOFと同じ位置、働きをしています。

3. 眼窩隔膜

眼窩脂肪の前にあり、眼窩脂肪が前に出てこないためのの役割を担っています。上まぶたの解剖も参考にしてください。

4. 眼窩脂肪

下眼瞼牽引筋腱膜(LER)の周りに存在し、LERが滑らかに動くよう潤滑油の役割を担っています。上まぶたの解剖も参考にしてください。

5. 瞼板

まぶたの縁にある、繊維でできた組織です。軟骨のようなさをしており、まぶたのフォルムをしっかりと作っています。

下眼瞼牽引筋腱膜(LER)などの筋肉が付着しており、瞼板ることによってまぶたが空くようになっています。

上まぶたの解剖も参考にしてください。

6. LER(lower eyelid retractors)

上まぶたの挙筋腱膜(ミュラー筋)と同じ位置、働きをしています。

つまり、瞼板に付着して開瞼時にまぶたを引っ張り、まぶたをける動きをしています。

下方を見ようとしたときに、眼球は下を向きます。

この時、LERが収縮し瞼板をることで下まぶたが視界に入って邪魔にならないようになっています。

7. 眼瞼結膜

まぶたは1日2万回まばたきをしています(まばたきの役割は別の機会でお話しします。)。

この時に眼球とまぶたがこすれて摩擦が生じないよう、眼球とまぶたの緩衝材になっています。

上まぶたの解剖も参考にしてください。

8. 内眥靭帯(ないしじんたい)、外眥靭帯(がいしじんたい)

瞼板が正しい位置にあることで、まぶたは正しい方向を向いています。

正しい方向を向くためには、ある程度固定されている必要があります。

内眥靭帯、外眥靭帯はそれぞれ目頭、目尻に存在して瞼板と周りの骨に付着しており、瞼板は縦方向をLERで、横方向を内眥靭帯、外眥靭帯で引っ張られ固定されています。

これらが緩むと瞼板の固定性が悪くなり、まばたきをしているとまぶたが全体的に内側に反ってまつ毛が眼球に当たるようになります。

これを「眼瞼内反症」と言います。

薬では治癒しないので手術が必要になりますが、正しい手術をすれば必ず治癒します。

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