まぶたと涙と

早いものでもう7年経ちました。

眼科専門医を取得した後、私は眼瞼(まぶた)と涙道、いわゆる「眼形成」を専門にして現在までかなりの経験を積ませてもらっています。

始めたばかりの頃は2年間で200件強だった手術件数も現在は年間約500件くらいに増えています。

お世辞にも上手とはいえなかった手術も、現在は手術を受けた患者さんが満足しご家族を紹介して下さるようになりました。同業の先生からもご紹介いただくことも多くありがたい限りです。

毎日の生活も起床してから寝るまで頭の中は仕事のことでいっぱいで、大好きだったお酒もほとんど飲んでいません。

英語の論文も書かさず読み、最新の技術や知識を吸収しています。

昔流行った「脳内メーカー」で言えば、私の脳味噌の95%は「いかに患者さんに満足してもらえる医療をするか」で占められている状態なのでしょう。

そして美容の手術も手がけるようになりました。

しかし…

ふと周りを見渡すと気づいたことは…

「手術直後の見ばえだけ良ければいい、将来のことを考えていない美容の手術がある!」ということです。

患者さんに求められるままに「手術は短時間で終わる」「腫れない」手術が流行っています。

患者さんの2年後の事すら考えていません。

しかも機能的にも正しくない。眼表面のことを無視している。

術後に見ばえはそこそこ良くても、ずっと目がゴロゴロしていたら「その手術を受けてよかった」と思えますか?

ゴロゴロしてることを執刀医に伝えたら「眼科に行って」と言われて納得するでしょうか?

私は見栄えは満足していただくのはもちろん、機能的にも正しく10年後のことまで考えた手術をしているつもりです。

少しずつですがしっかりとした情報をお伝えできればと考えています。

勝村宇博

タイトルとURLをコピーしました